組織における平等性とは

「あらゆる階層に平等に教育したい」「選別するリーダー育成は、うちの文化に合わない」など、平等性を重視して人材育成したいとお客様から要望をうかがうことがあります。組織における「平等性」には、どんなメリット、またはデメリットがあるでしょうか。

まず平等とは。

――かたよりや差別がなく、みな等しいこと。また、そのさま。

組織で考えると、誰もが同じ能力を持つと捉え、同じ扱いをすると解釈できます。平等のもとでは、個々に安心感が生まれ、誤解や対立が起こりにくい側面があります。しかし、優秀な人がそうでない人と同じ処遇や対応を受けると、モチベーションを保てなくなる懸念が出てきます。

育成の目線で考えると、指導がしやすくなり、統一感も期待できます。その反面、個性を見極め、強みを伸ばす方法ではないため、同じような人材を輩出することになります。

組織の安定化のために平等に重きを置くのであれば、同一内容で「平等に」育成するのではなく、個々に応じた教育の機会を「平等に」与えるべきだと思います。

平等と比較される言葉に公平があります。

公平とは、

――すべてのものを同じように扱うこと。判断や処理などが、かたよっていないこと。また、そのさま。

一見、平等と似た印象を持ちますが、最大の違いは、諸条件が考慮されることにあります。各構成単位の違いや差を考慮して、相対的に同じ量の効果を与えることを意味します。組織に置き換えると、個人の能力に差があることを認め、その人の能力に合わせるやり方と言えるでしょう。

平等と公平を説明する有名な絵があります。

平等を重んじる人は、恐らく「差別」しないこ

我が社の提供価値とは

「御社の提供している価値は、何ですか?」

単純な問いかけですが、“スパッ”と明確に答えられるでしょうか。さらに、その価値が自分よがりなものではなく、お客様の側から見たときに「最上級」の言葉をつけられる価値でしょうか。

「御社は『XXXという提供価値において、“最も”選びたい相手』とお客様から認知されていますか?」と問われたときに、答えに詰まってしまうことはありませんか。この問いかけをご自身に投げかけるところから始められてはいかがでしょうか。

弊社では、組織能力分析という新しいサービスを始めました。まず、企業独自の提供価値は何か、その提供価値を実現するために必要な組織能力とは何か、を分析します。そして、その価値を実現するための組織能力と足りない組織能力の差分や、現状の強みである組織能力を可視化します。そして、成果責任という観点で各組織を整理し、提供価値の実現を後押しします。

これまでNGKが提供してきたコンサル・研修・制度構築等のサービスでも、組織能力を可視化することは心がけてきました。そこから踏み込んで、組織能力を実現する人材要件とは何か、組織能力を実現できる業務プロセス・組織・仕組みになっているのか、組織能力を実現する評価制度として機能しているのかを総合的にサポートするサービスとして体系化しました。

今年は、このサービスをNGKの事業の柱と位置付け、展開していくつもりです。最も大事なことは、提供価値を実現する組織能力とそれを支える業務の流れ、それを実現する職務の設計、そして貢献に報いる評価制度、人財育成、リーダーシップ開発、マネジャーの日常行動(=組織風土)、すべてに一貫性をもって構築することだと思います。

かく言うNGKでは、自社の提供価値をどう位置付けているのかご紹介します。

1.評価の納得性に課題があると感じているとき、最も解決策を提示してくれる相手

2.営業力を強化したいとき、最も有効でCN対応の実用的なコンサルをしてくれる相手

3.採用支援において、最も深く事業・業界を理解し活躍人材との出会いを創出してくれる相手

この提供価値をお客様に認知していただけているのだろうか。NGKでは、その提供価値を届ける組織能力を有しているのだろうか。本年度はそのことに徹底的にこだわって、私たちも組織強化をしてまいる所存です。